CBR1100XX 外装修理 フロントフェンダー アッパーカウル ロアカウル 磨き、下地処理、プラリペア盛り、パテ埋め
この記事は、私が以前、【CBR1100XX スーパーブラックバード】の外装修理した記録です!
取り外した外装を、
古い塗装を剥がし
下地処理をし
塗装しました!
これから、
バイクの外装、自分でカウルを修理してみたい!
という方の何かの参考になれば幸いです!!
フロントフェンダーの塗装剝ぎ
フロントフェンダーの塗装剝ぎです!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160126013828aa5s.jpeg)
フロントフェンダーにいたるまで、空力性能を意識したデザインとなっています。
ここも、マットブラックに塗装してあります。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160126013828fb5s.jpeg)
いつものように、水研ぎしていると、
紫メタリックからの〜〜
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160126013829bebs.jpeg)
まさかのカーボン製!?
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160126013832d0as.jpeg)
マットブラックの下には、紫メタリック塗装が施してありましたが、素地が、カーボン製なら、それを活かした素地の上にクリアーを吹いて〜
とか、夢が膨らみます!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160126013819b23s.jpeg)
しかし、現実は厳しく、カーボン柄を削りすぎると、黒い樹脂が、、、
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160126014116ebas.jpeg)
出来るだけ、カーボン柄を残そうとしましたが、エッジとか、削れやすい箇所が黒くなってしまいます。
やはり、塗装して見ようと思います!
次は、アッパーカウル、センターカウルの下地処理です!
アッパーカウル 下地処理
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160128135614ad2s.jpeg)
アッパーカウルは、ミラーのおかげで、大きな損傷はありませんが、飛び石で塗装が剥げている事と、右耳が、少し欠損しています。
また、右下に、1cm程のキズがあります。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160128135616468s.jpeg)
とりあえずは、古いマットブラックの塗装を剝ぎます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160201233207a6cs.jpeg)
塗装剝ぎも、だいぶ慣れてきました。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201602012332062d0s.jpeg)
オイルクーラーの空気取り入れ口等、塗装がしにくい箇所がありますが、早く塗装したい気持ちを抑えつつ、次は、損傷箇所の修復作業に入ります!
アッパーカウル 右ロアカウル プラリペア盛り
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016020123444629a.jpeg)
チェーン交換、オイル交換が完了したのが、12月25日ですから、かれこれ、もう一ヶ月乗ってない事になります。
早く外装修理を終え、完成予想図のように、飛び立ちたいです!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201602012354494a1s.jpeg)
長かった、外装の塗装剝ぎも終わりました。
次は、損傷箇所の修復作業です。
まづ、アッパーカウルの右下にある、1cm程のキズを修復します。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160201235449787s.jpeg)
どうやったら、きれいにキズが治るか、色々と調べてみました。
このバイクのカウルは、ABS樹脂で出来ています。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016020123544714as.jpeg)
バイクのカウルの修復で、よく出てくるキーワード、『プラリペア』。
どうも、気になって、近くのバックスにありましたので、買ってみました。
結論から言うと、これ、本当にスゴイです!
もっと早く知っていれば、色々使えたのに〜!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016020123545006bs.jpeg)
早速、使ってみました。
簡単に言うと、粉と液体を混ぜると、プラスチックのように固まって、パテ埋めのように使えたり、欠損した部分を復元したり出来ます!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160201235452b4fs.jpeg)
『ニードル法』というのが、基本的な使い方の様です。
プラリペア、HPより
樹脂の粉の上に、ニードルからポタポタっと液体を落とし、その濡れた小さな塊を、ニードルで刺して、キズの上に持って行き、更に、液体を出すと、小さな塊が、ポトッと落ちて、
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016020200202011as.jpeg)
こんな感じになります。
硬化時間も、5分程なので、本当に手軽で、硬化後は、削ったり、塗装したり出来ます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201602020020249bas.jpeg)
使い方も、大体分かってきたので、次は損傷の大きな、右ロアカウルの修復です。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016020200202232as.jpeg)
裏から見ると、一部、貫通して穴が開いています。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160202002025e48s.jpeg)
先づは、樹脂の流出防止に、表側から、幅広いテープを貼っておきます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160202002028be8s.jpeg)
そして、裏から、ニードル法で、樹脂を流し込んでいきます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160202003753af3s.jpeg)
少し時間を置いて、表のテープを剥がすと、しっかり穴が塞がりました。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160202003755700s.jpeg)
楽しくなって、キズにどんどん盛っていきます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201602020037537f9s.jpeg)
液体で馴染ませるので、小さいくぼみのキズなら、勝手に馴染むので、非常に使い勝手がいいです!
次は、プラリペアを盛った箇所のペーパーがけをして見ようと思います!
アッパーカウル プラリペア盛り部分 ペーパーがけ
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160227013148e46s.jpeg)
プラリペアを盛った箇所です。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160227013150e5fs.jpeg)
耐水ペーパーの320番辺りで、ペーパーがけ。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160227013151b1es.jpeg)
かなり、スムーズな面に仕上がります。
次は、右のロアカウルをやってみます!
さあ、右ロアカウルの修理します。
右ロアカウル 修理
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016033101353368es.jpeg)
右方向にかなり擦り傷があります。
立ちゴケって感じじゃないですね〜。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201603310121355e8s.jpeg)
プラリペアにも、大分慣れたので、ドンドン盛っていきます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201603310138546eas.jpeg)
固まるのを待って、右上の部分を研磨。
なかなかキレイに仕上がりました。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160331014232585s.jpeg)
ロアカウルの中央部、当て木コルクに耐水ペーパーを巻いて磨きます。
まだまだ、盛りが足らないらしく、平らになりません。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016033101495163es.jpeg)
とりあえず、そこはそのままに、穴が開いてしまった部分を補修します。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160331015008799s.jpeg)
裏返して、内張り?のスポンジを取り除きます。。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160331015014207s.jpeg)
キレイに穴が現れました。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160331015011db6s.jpeg)
再び、表向きにして、プラリペアが流出しないように、テープを貼ります。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016033102175283ds.jpeg)
この場合には、粉を直接、埋めたい場所にふりかけ、
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160331021808a80s.jpeg)
直に液体を注入します〜〜。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160331021806b6as.jpeg)
5分も経つと、固まって、
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160331021803e15s.jpeg)
カウルの表向きから、シールを剥げば、
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160331021808b43s.jpeg)
いい感じに穴が塞がります。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016033102203589fs.jpeg)
もう一つのシールも剥いだ所。
これで、穴が塞がりましたので、次は、カウルの表向きを修理します〜〜!
右ロアカウル 修理 プラリペア
先日、横っ腹に空いていた穴を埋めた、右ロアカウルの修理を再開します。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504213307596s.jpeg)
再び、プラリペアを盛っては削り、を繰り返して見ましたが、この大きいスペシャルナットで固定する穴が、キレイになりません。。。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605042133060ccs.jpeg)
横から見ても、この部分をキレイに仕上げるのは、かなり無理があるなあ〜と。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504213303bb3s.jpeg)
ちなみに、損傷を受けていない、同型の穴は、こんな感じです、、、
って、まさか、、、
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504213304d9es.jpeg)
スポッと、
まさかの同型のオス型を発見!
愛用のプラリペアのパウダーケースが、ぴったりはまります。
これで型を取れば、行けそうな気がします!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016050421330898es.jpeg)
とりあえず、穴をキレイにして、
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504215232192s.jpeg)
ケースをはめますが、その前に、CRCをケースに薄く塗布しておきます。
そうすると、プラリペアが固まった時に、型が外しやすくなるそうです。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605042152295bcs.jpeg)
ケース周りにプラリペアを盛って、穴の側壁を再現。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016050421523070cs.jpeg)
乾くのを待つ間、横っ腹にも、プラリペアを盛ります。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504215233094s.jpeg)
プラリペアが乾くのは、本当に速く、5分くらいでカチカチに固まります。
型であるケースをぽこっと外すと、いい感じに穴の側壁が再現されました!
本当にプラリペアはスゴイ!
右ロアカウル パテ埋め
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016050422091208as.jpeg)
前回の記事で、スペシャルナットの穴の再現は出来ました。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504220912174s.jpeg)
横っ腹の穴も塞ぎ、粗方の損傷部分も、プラリペアで埋めましたが、まだまだ盛る必要があります。。。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605042209066bas.jpeg)
全体で見るとこんな感じ。
タンク修理の経験上、凹み部分へのパテ盛りが、完成のラインより、少しでも少ないと、何度も繰り返しパテを盛らなければいけないので、この部分も、タンク修理で使用した、厚盛りパテを使っていこうと思います。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504220912557s.jpeg)
ざっと盛って、ペーパーがけすると、こんな感じです。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605042209125ees.jpeg)
ナット穴部分もキレイに出ています。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016050422250023es.jpeg)
それでもまだ足りない気がして、
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016050422250075bs.jpeg)
結局、理想的なラインを出す為、パテだらけに!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016050422245511as.jpeg)
損傷部分が、かなりキレイに仕上がりました!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504222501625s.jpeg)
まだ、手付かずの左ロアカウルと並べてみると、この通り。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605042235450b0s.jpeg)
『まだ、手付かず』
あゝ、左ロアカウルは、手付かずな上に、右側では、まだ原型はとどめていた、スペシャルナットの穴部分が、なんと、消し飛んでいます…
この部分の再現は、どうしようと、いろいろ調べたところ、
またしても、プラリペアのページに良さそうな物が!
『型取り君』
これを準備して、次回チャレンジします!
左ロアカウル 修理 型取り君
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605042235450b0s-1.jpeg)
前回までの作業で、右側のロアカウル修理は完了しましたので、次は、左ロアカウル修理です。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504223549c4fs.jpeg)
この左の消し飛んでしまった、スペシャルナットの穴の再現に、プラリペアのオプションである、型取り君を使って見ようと思います。
(半透明の四角い板が、型取り君です)
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505102623deds.jpeg)
見事に!
無くなっていた部分が、再生しました!
恐るべき、型取り君!
☆☆☆☆☆それでは、型取り君の作業の、詳細です〜〜☆☆☆☆☆
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160504223549544s.jpeg)
この板を、お湯につけ、しばらくすると、フニャ〜〜と柔らかくなります。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505074234f78s.jpeg)
無事残っている、同型の穴。
ここで、型を取ってみます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505074234e79s.jpeg)
穴の隅々まで、型取り君が行き渡るように、押し込みます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505074236ad9s.jpeg)
裏から、型取り君が押し出されてきました。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505074236a3ds.jpeg)
ぽこっと外すと、おお〜!完全に型取りが出来ています!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505074239472s.jpeg)
この型取り君を、穴が消し飛んでしまった部分に合わせてみます。、
ぴったり!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505102618464s.jpeg)
裏から。
見事に型取りが出来ています!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605051026297d6s.jpeg)
裏から、プラリペアで盛っていきます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505102629255s.jpeg)
固まった頃合いを見て、型取り君を外すと、いい感じに穴が再生しています!
Before
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605042235450b0s-2.jpeg)
After
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505102623deds-1.jpeg)
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605051026293des.jpeg)
スペシャルナットもぴったり!
行けそうです!
次回は、左ロアカウルのパテ作業をします!
それが終われば塗装作業だぁ!
左ロアカウルパテ作業
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505102623deds-2.jpeg)
前回までの作業で、左ロアカウルを裏からプラリペアを盛り、穴を再現しました。
今回は、カウルの表から、表面をキレイにして行こうと思います。
結果!!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160510000136ec1s.jpeg)
なかなか、キレイに仕上がりました!
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505103538638s.jpeg)
前回、右ロアカウルで、スペシャルナット用の深い穴を再現したのと同じ方法で、左ロアカウルもプラリペアのパウダーケースをはめて、周りをプラリペアで埋めていきます。
この時、CRCをパウダーケースに薄く塗布しておきます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160505103533e09s.jpeg)
CRCのおかげで、パウダーケースにはプラリペアが固着せず、ぽこっと外せます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160509234824612s.jpeg)
あとは、削っては、盛り、を何度か繰り返し、平面に仕上げていきます。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/2016050923482629fs.jpeg)
かなりキレイに仕上がりましたが、パテに気泡が入っている箇所があります。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/201605092348284c7s.jpeg)
厚盛りパテを少しだけ練るのも、面倒なので、プラリペアで気泡を潰して見ました。
![](https://www.xxmotors.net/wp-content/uploads/2021/06/20160510000136ec1s-1.jpeg)
遂に、左ロアカウルも板金作業は完了しました!
いよいよ、次回からは、塗装作業に入ります!
ご興味のある方は、【CBR1100XX スーパーブラックバード】塗装編も是非ご覧ください!
コメント